夏休みも残りわずか。
子どもの宿題は手伝わない
と決めて、自発的にやらせたいけど終わってない・・・なんてこともあるのではないでしょうか。
また、塾に通わせていると、その塾からも大量の宿題が出て、手が回らない!なんてことも。
となると、なんだか子どもがかわいそうになってきて、宿題代行サービスを・・・という声も聞かれます。
ですが、果たして宿題代行サービスを利用するのは良いのでしょうか?
実際に『宿題代行サービス』を掲載されて削除した例もあるメルカリはどのような見解を示しているのか、紹介します。
*宿題代行に対するメルカリの考え(メルカリ公式による)
メルカリでは宿題代行について、2018年にすでに言及しています。
1. メルカリは、フリマアプリ「メルカリ」内において、子どもたちに代わって宿題を行う役務を提供することや、読書感想文や自由研究といった宿題の完成品を出品することを禁止いたします。宿題代行行為と思われる出品があった場合には、商品の削除等の対応を行います。
2. メルカリは、文部科学省と連携し、子どもたちが自ら宿題に取り組む環境の整備を推進してまいります。
1はメルカリ内において宿題の完成品を出品することを禁止・見つけた場合は削除となっています。
2には、子どもたちが自ら宿題に取り組むことを推進していますね。
ただ、このような禁止事項をくぐり抜けようと、『あくまでも親が手伝う用として』や『一例として応用してもらえれば』などといった文面で、完成品ではなく宿題補助が今は販売されているようです。
このようなものの出品者は、
じぶんが親として教えるのが大変だったから、同じ親の負担を減らしたい
という思いから出品している例もあり、あくまでも親が見るだけという、購入者の正義が問われることになりそうです。
*宿題代行、反対の意見『子どものためにならない』
ネットでは宿題代行サービスについて、賛成・反対の意見が飛び交っています。
反対の意見の大部分としては、『子どものためにならない』というのが多くあり、
- 宿題を自分の力でやらないと意味がない
- 1学期で習ったところの復習になるので、どのくらいその子ができるのか能力がはかれない
- 宿題を溜めるとどうなるのか、あせる体験をすることも子どもにとっては大切で、次からはどうするべきなのか考えられるきっかけになる
- 幼いうちからお金で解決できるという経験はあまりしないほうがいいのでは
といったように、宿題をやることで学習につながるという意見から、宿題をやらなかったことであせる・後悔する経験も勉強とする意見や、お金で解決するのはいかがなものか、などと行ったものまでありました。
どれも子どものことを心配するような意見ですね。
*賛成意見『受験勉強をさせてあげたい』
一方、賛成意見を持つ中でも実際に宿題代行サービスを利用しているのは、中学受験を控えている子どもの親が多い傾向にあり、
- 塾の勉強が先へ先へ進んでいるのに、みんなと足取りを合わせた学校の宿題もやるのは時間がもったいない
- 宿題をやる時間が惜しい。夏休みは長期休みでなければできない体験をしてほしい
- 大人は無駄なことをアウトソーシングするのが普通だが、子どもがなぜ反対されるのかわからない
と行ったように、塾の宿題を優先させたい親や、夏休みといいう貴重な時間に大きな体験をさせたいという意見もありました。
また、夏休みで比較的時間のある学生が、アルバイト感覚で宿題代行をSNSなどで個人的に請け負うことなども増えており、そう行った場合、クレームや金銭トラブルに発展することもあるようです。
夏休みの宿題代行サービスには賛否両論あり、どちらも『子どものことを考える』という特徴がみられました。
ですが、個人に依頼して学校にばれてクレームになってしまったり、金銭トラブルになるのはさけたいところです。
また、学校に『ばれる』ということは、後ろ暗い気持ちになります。
自分の子どもにそんな後ろ暗い気持ちをさせてまで宿題代行サービスを依頼するのか。
はたまた、開き直って「宿題代行サービスを使いました」といえるのか。
深く考えたいところです。
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